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2024年1月24日[記事URL]
さんのう健康講座 に参加いたしました
今回のテーマは
ストレスと「うつ」の関係と対処法
~あなたの「うつ」は、本当にうつ病ですか?~
日常生活の中でストレスをかかえながら過ごす時間
ストレスを感じる感覚は人によってかなり差があります
置かれている環境や状況があたえる影響も様々です
このメンタルヘルスによる「ストレス」という言葉が医学で使われるようになったのは “80年以上前” からということを知っていますか?
カナダの生理学者ハンス・セリエ(Selye H)が発表した「ストレス学説」であるとされています
お話をおうかがいしたのは …
山王病院 心療内科部長・国際医療福祉大学医学部准教授
大谷 真(おおたに まこと)医師
お話を伺い学びたくて山王ホールでの 「さんのう健康講座」に参加しました
心療内科と精神科の違い
・心療内科 →「心身症」という「身体疾患」を診療する科
・精神科 →「精神疾患」を診療する科
※精神疾患 : 統合失調症・うつ病・双極性障害・パニック症候群・強迫障害など
心身症の定義とは
身体疾患の中で その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し 器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう
ただし神経症やうつ病など他の精神障害に伴う身体症状は除外する
(1991年日本心身医学会)
心理社会的因子(≒ ストレス)のせいで発症したり悪くなった病気のこと!!
※(≒ ニアリーイコール)
たくさんのお話を聞かせていただきました
内容を理解することが難しいのでここでは基礎的なことをほんの少しだけ書きますね
ホルモンの研究家の セリエ先生 が名前をつけられた「一般適応症候群」general adaptation syndrome の基礎についてお伝えします
「一般適応症候群 の3段階」
① 警告反応期 … ストレッサー遭遇直後に抵抗力が一時的に低下する
・ショック相
・反ショック相(生体が突然有害なストレッサーにさらされて生じる反応で さらにショック相と反ショック相に分けられる)
② 抵抗期 … その後身体が適応しようと抵抗力が上昇する
③ 疲憊(ひはい)… さらにストレッサーが継続することで再び抵抗力が低下する
セリエ先生 はこれらの変化を副腎皮質の変化を中心に考えました
いわゆる “視床下部” “下垂体” “副腎系” の反応 です
◆ ストレス自体が必ずしも悪いものではなく上手にコントロールしながら付き合っていくことが大切です ◆
具体的な方法として
・自らストレッサーとなっている問題自体を解決することにより ストレッサーに対する認知を修正する
・ストレス対処行動として気晴らしの仕方を工夫したり リラクゼーション(自律訓練法など)練習してみる
・本音や愚痴が言える相手を見つけて話す
・ソーシャルサポートを配偶者や上司にお願いしたり ヘルパー等の制度を利用していく
うつ病・双極性障害についても治療のガイドラインや薬物療法について詳しいお話を伺うことができました
今回はその内容にはふれずに大まかなことのみ書いてみました
現代は様々なストレスが多い時代ですね
コロナ禍の影響により収入や職を失ってしまった人
突然の天災や災害に苦しんでいる人
将来への不安や恐怖で不眠・疲労・気力低下・食欲低下・自殺念慮など
ストレスが多い社会ですが 先を明るく見て行動を起こしてみると未来の景色は変わると信じます!!
できることから少しずつ行って自分らしい日常を過ごしましょう
・休養や軽い運動をして体を動かす(散歩も含む)
・深呼吸をして体に酸素を取り入れる
・楽しい歌を歌いながら笑顔を作ってみる
・認知行動療法や受診してお薬が必要と判断されたら服薬指導を受けるなど
身体の健康があってこその人生です
毎日の生活は支えあう仲間の存在が大切ですね
超高齢社会の今 笑顔で過ごせるように心がけながら 私も感謝の気持ちを持ってがんばりますね (^^)
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