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「心の健康セミナー」に参加しました

2019年3月9日[記事URL]

市民公開講座
心の健康セミナー
「うつ病、不登校・引きこもりにどう対処するか」
  ー 森田療法の観点から ー

森田療法とは …
精神科医の森田正馬(もりた まさたけ)博士(1874~1938年)が創始した 神経症に対する日本独自の精神療法です
家庭的な環境の中で臥褥(がじょく)と作業療法を骨子とする独特の治療法で1919年に完成されました(※臥褥 … ベッドや布団の上で過ごし この間一切の気晴らしごとを禁止して過ごす)

現代はストレスが多い時代です
自らのストレスの度合いを客観的に知ることが大切と思います
うつ病と断言できなくても気持ちが病んでいる人が多い時代 …

“体の健康” と “心の健康” は密接した関係にあります

今回の会場は 東京慈恵会医科大学国領校です

どんなお話を聞かせていただけるか楽しみに参加しました

講演内容は
1.森田療法とは
2.うつ病に対する入院森田療法
3.不登校・引きこもりに対する入院森田療法

森田療法の考え方と治療目的は「不安と欲求」の精神交互作用を自然な作用として理解すること
また人間本来の “あるがままの姿” を行動を通して自分を受け入れ気づき 自分らしい姿を実現することが目標のようです

入院治療は患者自身の体験を通した自覚によって回復できるように4期の治療期間から構成されています

第一期 … 絶対臥褥期(7日間)食事・洗面・トイレ以外 終日個室で臥床して過ごして自分の状態にそのまま向き合いながら 次第に心身の活動欲を高める

第二期 … 軽作業期(4日~7日間)戸外に出て自然を観察したり部屋の掃除や木彫りなどを行いながら 気分に流されず必要な行動に向かっていくことが目標

第三期 … 重い作業期(1ヶ月~2ヶ月程度)他の患者と一緒に動物の世話・園芸・陶芸・料理など生活に必要な作業の実践を行いながら臨機応変に行動できるようにする

第四期 … 社会復帰期(1週間~1ヶ月程度)外泊も取り入れながら社会復帰の準備期間で必要に応じて院内からの通学や通勤することもある

森田療法の観点は 原因を追及ばかりするのではなく 健康な面を伸ばしていくことで回復へつなげていくことです
なるほど … 日々の生活の中で多くの人が自然に行っている方法ですね

参加してみて …
不安な気分にとらわれ過ごすと目的に向かって考え実行する姿勢が損なわれがちですが 今目の前にある現実に取り組むことで過去や未来の見え方が自ずと変わる … その再確認ができました

たとえば 病気を恐れてしまうと “病気を恐れて病人の生活を送る” このようになってしまっては本末転倒
心理的悪循環に気づき 症状の改善にとどまらず自己をよりよく生かすことを中心に … 何かに打ち込んで過ごすと 集中している間は心配事に執着する時間から遠ざかる体験ができますね

うつ病・がん・慢性疼痛をはじめ 様々な病と闘っていると気持ちが落ちこんでしまいがちです
たとえ病気を抱えていても 健康な気持ちで過ごせるよう自分に合った方法を見つけながら上手にストレスコントロールして生活の質をアップできれば これから先の人生の景色も違ってくるはずです

私の趣味 … ガーデニング・お料理作り・メダカを飼っていることも気持ちの健康に大きく影響する良いことなのですね
ポジティブシンキングで健康度アップしながら笑顔で過ごせるように心がけます (^^)

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