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静脈疾患~検査から予防まで~

2014年9月1日[記事URL]

病院での医師や専門職の方々から お話を伺える機会は “学ぶチャンス” です
自分や周りの人たちの健康にも役立ちますから 参加するのが楽しみです♡

とても大切な『血管』と『血液』の関係

下肢(あし)が浮腫む病気 “静脈疾患” についての詳しいお話でした
以前 病院で 下肢静脈瘤の写真を見て とっても驚いたことがあります
生活(行動や動作)に大きくかかわっている脚について
メモを必死にとりながら あっという間に過ぎた90分でした

静脈疾患

前半は …
国際医療福祉大学臨床医学センター
山王メディカルセンター血管病センターの
宮田哲郎 先生

下肢(あし)が むくむ病気は
◇ 全身の病気 心機能低下(心不全)・肝機能低下(肝硬変)・腎機能低下(腎不全)等
  体の水分バランスを整えることに問題があるタイプと
下肢(あし)の病気の静脈疾患(リンパ浮腫・老人性浮腫)

この2種類がありますが 全身と下肢(あし)の両方が重なっている場合も多いです

今日は「静脈疾患」について 学ばせていただきました

加齢による老人性浮腫は 歩行がスタスタできなくなってしまうのですが
脚を動かすことによって 自然に筋肉が自分の足をマッサージしてくれるので
積極的に脚を動かすことが良いそうです(軽い運動をして健脚キープしたいですね)

人間の体は全体が筋膜でおおわれていますが
その筋膜の内側と外側では病状が違うそうです

事細かに書くことはしませんが(レジメもたくさん用意してくださっていましたので)
怖いのは 筋膜の内側(深部静脈血栓症)の静脈の弁がうまく動かなくなって(弁不全)
心臓に血液がうまく戻らず血液が滞ってしまい血栓症が生じてしまうことです
すると血栓が肺に飛ぶことが考えられます
エコノミークラス症候群、ロングフライト症候群ですね
(新潟地震や東日本大震災で問題になり多くの人が知識を深めました)
血栓が肺に飛んでしまうと → 肺血栓 → 死にいたることも …
慢性の下肢(あし)の浮腫みは血液の停滞によって生じます

筋膜の外側(表在静脈)の血栓の症状は … 赤くなり痛みますが血栓は飛びません

下肢深部静脈瘤血栓症の臨床所見の仕方や治療方法など実際の映像も見せて頂きました

弾性ストッキング・抗凝固療法(フィルターを挿入したり外科治療・レーザー焼灼術)

静脈の病気にならないために 鬱血を防ぐ
血を濃くしないために 長時間同じ姿勢でいないこと(足首の運動をする)
脱水に注意して長距離の旅行等では 弾性ストッキングを使用するなどの工夫もあります

後半は …
山王病院・山王メディカルセンター 検査室
血管診療技師・臨床検査技師の
滝田 未和 先生

血液診療技師(CVT)とは …
CVTの業務は 脈管領域の無侵襲(しんしゅう)診断 及びその介助から 医師による侵襲的診断・治療の介助まで及ぶ つまり 脈管疾患領域の診療にコメディカルとして かかわる専門家として認定される(CVT認定機構HPより)

現在 全国で761名しかいないそうです(CVTがいる病院はわずかなのです)

血管疾患に対して 山王病院 山王メディカルセンターで行える検査
画像検査の 超音波(エコー) CT MRI 
血管機能検査(動脈機能検査・静脈機能検査)などの
お話と実際の写真なども見せていただくことができました

今までにも 身内や知人が 脚の浮腫みによって 足がだるくて重くて痛い …
特に夕方位になると 毎日とってもつらくなると聞いていました
瓶をぶる下げているくらい足が重くなってしまうのだそうです(たいへんですね)

今回 参加して学ばせて頂いたことがとても多いです

『第二の心臓』と言われる ふくらはぎを こまめに動かして
下肢(あし)のポンプを積極的に動かし 健脚キープを心がけることが大切ですね
病気の大きな予防方法は自分1人で行えるのです!
歩くことで筋肉が動いていくと → 血液が心臓に返っていく(継続は力なりです!)

加齢に伴う老化は ゆっくりにしたいですね …

いつも健康寿命にこだわって 笑顔で過ごしましょう (^^)

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