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介護予防のロコモ教室

2018年5月31日[記事URL]

『さんのう健康講座』に参加しました

今回のテーマは …
「第3回 介護予防のロコモ教室」
  ~身体機能低下を防いでいつまでも元気に~

介護予防のロコモ教室

お話くださるのは 山王病院 リウマチ科部長・国際医療福祉大学病院教授の中村洋先生と 山王病院・山王メディカルセンター内科・国際医療福祉大学病院講師の増子佳世先生
そしてリハビリテーションセンター理学療法士の市川尚道先生です

中村先生からお話をいただき 続いて「体力測定」「日頃の過ごし方についてのアンケート」を記入しました
ふだん体力測定を行う機会はありません
体力測定は多くの理学療法士とスタッフの方々の説明を受けながら進めました
介護予防の教室なのでバランステストと脚力のチェック項目が中心のようです
和気あいあいとした雰囲気ですが … 多数参加されているご年配のみなさんも真剣に取り組まれていらっしゃいました (^^) 私はまだ大丈夫なはずと思いながら参加しました

体力測定に続き 増子先生が「ロコモ&フレイル」についてミニ講座をしてくださいました
その後 理学療法士の市川先生から先ほど書いた「アンケート結果の解釈と運動・栄養指導」について具体的なお話がありました

加齢による「骨粗しょう症」や「筋肉の衰え」が進むと運動機能も弱くなり いずれ介護が必要になって寝たきりになる可能性が高くなります
また筋肉量が減少してしまい身体機能が低下すると「転倒」「骨折」「寝たきり」のリスクが増えてしまいます

予防には筋肉に抵抗をかける運動と食事を心がけることが大切です

 ◆ 中強度の運動(軽く汗ばむ程度)を週1回以上
 ◆ 乳製品は週5回以上摂取(1日3食しっかり摂る)
 ◆ 小さな目標を達成する

心身の栄養維持のために「歯と口腔の健康」= “オーラルフレイル” 予防も大切です

健康ブームの昨今 情報はたくさんありますが自分の体の状態に合った正しい運動法・食事法を認識し継続してポジティブに生きることが大切ですね

WHOの健康の定義は … 身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であること

必ずしも良好な状態でないとしても … 私は「一病息災」この生き方もすばらしいと思います!

超高齢社会を健康に生きるための実践をして “すてきに年齢を重ねること” にこだわりながら笑顔の多い毎日を過ごしましょう ♡ ♡ ♡

市民公開講座「外科医があなたを がん・心臓病から救う」

2018年5月21日[記事URL]

市民公開講座「外科医があなたを がん・心臓病から救う」
“名医に聞く、外科医療の最前線”

東京国際フォーラム ホールB5での開催に参加しました

主催は特定非営利活動法人
『日本から外科医がいなくなることを憂い行動する会』
《略称:若手外科医師を増やす会》

日本の外科医の現状について …
外科医は医学知識に加え 臨床経験の積み重ねによる技術の習得が必要です
しかし1995年以降外科医を志す若者が減少しているとのこと … 若手医師の外科離れは年々深刻さを増しているそうです
この現状が続けば徐々に地域の病院から外科医がいなくなり 最終的には日本から外科医がいなくなってしまいます

外科医離れの理由は …
厳しい勤務時間 それに見合わない低賃金や手術に伴うハイリスクなど
過酷な勤務時間や医療事故&起訴のリスク(医事紛争やトラブル)

配布された資料による年代別 外科医師の割合は …
20代  4.5%
30代 28.0%
40代 31.0%
50代 23.0%
60代  9.0%
70代  4.5%
これが おおよその割合です

20代が わずか4.5%しかいない と知り驚きました

たいへんな危機に面している外科医ですが 日本の外科技術はとても高くて世界一
胃癌・肺癌・心臓の手術などさまざまな手術成績をみても日本の外科医の技術は圧倒的に優れているそうです
世界最長の平均寿命に大きく貢献しています
日本人はモノづくりが丁寧で上手ですから外科技術も優れているのですね

『日本から外科医がいなくなることを憂い行動する会』の活動方針は
外科医療の活性化を図るため「教育」「広報」「行政対応」の3本柱を軸に日々活動を行っています

“外科崩壊の危機” を防ぐため 私たち国民が未来に向けて みんなで考えていくことが大切ですね

「国民皆保険」という すばらしいシステムも私自身 日頃からこの先の維持が難しいと感じています
今回は『健康』について ふだんとは違う角度からとらえる機会となりました

~ プログラム ~
開会の辞は理事長の 松本晃氏
演者は 王貞治氏の胃癌全摘手術を回復の早い腹腔鏡手術されたことが有名な 北島政樹先生
慶応大学病院病院長の日本を代表する 世界トップレベルの外科医 北川雄光先生
2012年に今上天皇の狭心症に対応した冠動脈バイパス手術を東京大学医学部との合同チームの一員として執刀された 天野篤先生
厚生労働大臣・働き方改革担当大臣・拉致問題担当大臣の 加藤勝信先生
総務大臣・女性活躍担当大臣・内閣府特命担当大臣の野田聖子先生や 衆議院議員・医学博士の鴨下一郎先生をはじめとする方々です

IMG_20180519_0001.jpg

それぞれの立場からたくさんのお話を聞かせていただきました
実際の手術の様子もスクリーンで見せてくださいました
大きな血管を切りながら同時に縫合するので出血がわずかですむ手術方法もありました(素晴らしいですね!)
休憩なしの2時間30分 … 長時間でしたが学ばせていただくことが多く充実した時間はあっという間に過ぎました

先進医療の「ロボット手術」を体験できるコーナーにも立ち寄りました

超解像度映像の立体的な画像の鮮明さにおどろきました

市民公開講座

実際に動かしてみました
初めての経験に感激&興奮気味の私です

市民公開講座

腹腔鏡手術も練習できます
先進医療がここまで負担の少ない手術に貢献しているのですね

市民公開講座

とても有意義な勉強と体験をすることができました
医学の進歩を知る機会があること … そこにも感謝です (^^)
お話しくださいましたたくさんの先生方 ありがとうございました

長寿社会になりましたが ずっと健康で過ごせるよう さらに意識を高めたいです

リンパ節が腫れてるって言われましたが大丈夫?

2018年4月18日[記事URL]

国際福祉大学三田病院の『健康セミナー』に参加しました

今回のテーマは「リンパ節が腫れてるって言われましたが、大丈夫?」

悪性リンパ腫・血液腫瘍センター長
国際医療福祉大学 医学部教授の 畠 清彦先生です

三田病院セミナー

リンパについては リンパが腫れやすい・リンパマッサージ・がんリンパ節転移・リンパ腫など耳にしたことがありますが 今回専門的なお話をうかがえると思い参加しました

内容は …
◆ リンパ節
◆ 診断から治療までの流れ
◆ リンパ腫

「悪性リンパ腫」について … がん腫の中で11番目に多く 血液腫瘍で最多で次第に増えているそうです

診断から治療までの流れについてのお話を伺いましたが 組織学(病理学+遺伝学)的分類は WHO の分類で60種類以上あるそうです(おどろきました)

病理診断はもっとも重要です!

診断は「骨髄検査」を行い骨の中に悪いものがあるかどうか調べて病理診断と病気の広がり(ステージ)やリスク因子を調べます
また合併症など抗がん剤治療の障害の有無やB型肝炎・C型肝炎・心臓疾患・糖尿病や神経障害の有無を確認してから治療が始まります
画像検査は PET/CT・超音波・MRI・アイソトープなど必要に応じて行います
免疫検査でリンパ腫のタイプ(T細胞リンパ腫・B細胞リンパ腫・NK細胞リンパ腫)を調べ 遺伝子検査では がん細胞の種類を調べます

治療には日常の生活が大切とお話されていました
抗がん剤の副作用は腸が動きにくくなることによる “便秘” が多いそうです(オプジーボという薬が有名ですが この薬の副作用についてもお話くださいました)
また体をしめつけてしまう洋服もさけたほうが良いそうです
しっかり治療するためには無理なスケジュールで生活はしないことも大切(無理をして副作用で苦しむことの無いように)

治療薬は時代と共に変わっているので “治るがん” が多いとのこと (^^)
希望の光が射しているのですね
病気になっても 先を明るくみて治療できますから 落ち込まないで闘病生活できます
病気としっかり向き合うことができれば効果的な治療が可能です!
再発しても落ちこまないことも大切です(保険適用の薬も増えました)

早期発見&早期治療のためには がん検診を定期的に受けることが大切です (^^)
がんは治せる時代になったのだから 自分の体を守るために もっとたくさん勉強したいと思いました

畠先生からの治療のためのメッセージは …
① 抗がん剤で治るがんもある
② ふだんの口腔ケアをしっかりする(虫歯は治療しておく)
③ 痔も治しておく
④ 便秘しないほうが良い
⑤ 生活習慣病はきちんと管理してコントロールしておく

日頃から “糖尿病のリスク” “口腔衛生がとても大切” と感じていますが 今回の健康セミナーに参加させていただき さらに思いが強まりました

「歯が残っている人ほど長生きする」と言われますが そのためには 正しい歯磨きをすることがとても大切です
特に寝る前の歯磨きは 誤嚥性肺炎予防にもなりますので毎日ていねいに行ってくださいね

現在2人に1人が がんになると言われています
身近な病気ですか 治療の目標に役立つ情報にアンテナを向けて備えておくことは大切です
日々進化する情報を知って万が一に備え 健康維持の意識を継続しながら過ごす人が増えますように ♡

わかりやすく専門的なお話をお伺いしながら たくさん学ばせていただけたことに感謝いたします

声と病気のお話

2018年2月6日[記事URL]

『さんのう健康講座』に参加しました

今回のテーマは「声と病気のお話」です

お話くださるのは 山王病院 国際医療福祉大学東京ボイスセンター 副センター長
頭頸部外科部長 国際医療福祉大学 医学部教授で耳鼻咽喉科(耳鼻咽喉科・頭頸部外科)の 金澤 丈治先生です

声と病気のお話

定員60名ですが 参加の受付開始後 すぐに満員になったそうです

参加されている方々は みなさん高齢の方です(私は完全に一番若いです ♡ )
きっと加齢による喉の機能の不調を感じられての参加 … との想像はできます
90歳を越えている方の姿も複数いらっしゃると聞き 電車を乗り継いで来られる熱心なパワーに驚くとともに感心 … 私がこの方々と同じくらいの年齢になった時に どれ位の行動力があるかしら?と考えてしまいました

さて本題に …
寒い時期には 風邪を予防するための健康セミナーは他でも多数行われています。
今回のタイトルが「声と病気のお話」でしたので 声楽家として 是非学ばせていただきたいと思って出かけました
中味が豊富で幅広く 専門的なお話をたくさん伺いましたのでピックアップしてお伝えいたしますね

・最近 声がかれるようになった
・高い声が出にくくなった

このような症状が気になる方 … たくさんいらっしゃるそうです

症状の陰には もしかすると病気が隠れているかもしれませんね
声の不調は「喉頭がん」や「声帯ポリープ」だけではなく 「肺がん」や「食道がん」 「動脈瘤」などの重大な病気の可能性も考えられるそうです(こわいですね …)

 

“声の出るしくみ” について画像や動画を見ながら詳しく説明してくださいました

私達 声楽家は風邪や気管支炎になってしまった時 主治医の耳鼻咽喉科のお医者さまに診察と治療をしていただく時に 自分の声帯の画像を見せていただきますが 一般の方は自分の声帯の画像や写真を見る機会はないと思います

具体的に 喉の病気とは …
声帯ポリープ … 声帯にできた “血豆” のこと(癌ではありません)
無理な発声(声の酷使)・喫煙・局所の炎症が原因で発症 … うまく声帯が合わなくなり嗄声(させい)声質が変わってしまいます (嗄声とは … かすれ声のこと)

喉頭癌(こうとうがん)… 頭頸部悪性腫瘍のことで 喫煙・大気汚染・慢性炎症が原因

③ 咽頭癌(いんとうがん)
・上咽頭癌とは … 鼻の後ろの位置にできる癌でEBウイルス(エプスタイン・バールウイルス)が原因
・中咽頭癌とは … 扁桃の癌・口蓋垂(のどちんこ)の癌・舌の付け根の癌で 喫煙・飲酒・ヒト乳頭腫ウイルスが関与
・下咽頭癌とは … 食道の入口の癌 “喉頭(こうとう)の背側(喉仏の下)” の癌で 喫煙・飲酒・慢性鉄欠乏性貧血・頸部放射線治療が関与

④ 舌・口腔癌 … 舌癌は舌縁に不良歯牙による慢性刺激が原因の癌(虫歯を治さないでいるとなりやすい)口腔衛生を保ち 虫歯にしないことが大切です

喉頭癌の治療は … 基本は放射線治療・進行すると手術で声帯を失うこともあります

声枯れの原因は その他様々な怖い病気も考えられるそうです
嗄声(させい)の時は “反回神経麻痺”かも知れません
まず耳鼻科を受診して 適切な診療科を紹介していただき早めに治療開始することが大切です

⑤ 加齢性音声障害(加齢による筋肉・声帯粘膜の萎縮) …
話すと疲れる・声が長持ちしなくなった・声が抜ける・むせる(誤嚥)などの症状
筋力が低下して「のど仏(甲状軟骨)」が下がると むせ込みが多くなり 声帯が傷つきやすくなりますのどの筋力が衰えたり むせ込むことが原因で『誤嚥性肺炎』にもなりやすいです
また声帯の張りがなくなると『老け声』になってしまいます

声の健康のためには腹式呼吸で発声して腹筋を鍛え 多くの酸素を取り込むことや  ウォーキングが良いです

禁煙がもっとも大切です(煙草は 『加齢性音声障害』を早めます)

とても専門的な内容のお話に … 必死にメモを取りながら学ばせていただきました

まとめ …
最近 喉の具合が良くないと気にされている方は 加齢による衰えだから仕方ないと思うのではなく 先ずは重大な病気を見逃さないように工夫することがとても大切!
日頃より 話し声や歌う声が大きい人は健康な人が多いと思います
体幹を鍛えながら しっかり歌うこと = ストレス発散しながら健康な声になれますね

参加者の中に「声の悩みで”うつ病”になった… 」と話されている方の声を耳にして驚きました
超高齢社会が抱える待ったなしが現状ですね …

「みなさ~ん! 是非 ✿ はるはな ✿ にご参加くださいね ♡ 」と大きな声で叫びたい気持ちいっぱいで 病院をあとにしました (^^)

膵臓(すいぞう)がんのナノナイフ治療

2017年11月16日[記事URL]

『さんのう健康講座』に参加しました

今回のテーマは …
「膵臓がんのナノナイフ治療」です

お話して下さる先生は 山王病院 がん局所療法センター長・国際医療福祉大学教授・東京医科大学名誉教授の 森安 史典(もりやす ふみのり)先生です
消化器内科(肝胆膵疾患全般)の腫瘍性疾患の診断と治療を専門とされていらっしゃいます

膵臓がんのナノナイフ治療

「膵臓がん」「胆のうがん」「胆管がん」は 他のがんより 発見しにくいことを知っている方も多いかと思います
診断された時には病気がかなり進んでしまっていることが多いので 治療の甲斐なく命をおとしてしまう確率が高い恐ろしい病気です

最近の全がんの術後の 5年生存率 は …
胃 … 73.0%
大腸 … 75.8%
肺 … 43.8%
このように高くなっていますが「膵臓がん」9.2%と低く厳しい状態です

聞きなれない「ナノナイフ治療」とはどのような治療法なのかを知りたくて参加させていただきました

「ナノナイフ治療」とは …
切除不能な局所進行膵がんに対し がんの周囲に2~6本の電極針を刺して3000ボルトの電流を流すことによって がん細胞にナノサイズの穴を開けて がんを死滅させる方法です

欧米ではすでにたくさんの実績がある治療ですが 日本では森安先生のもとで2015年から開始 されたそうです
お話を伺っていると 他には無い画期的な治療方法です
一般に手術することができない「切除不能の局所進行膵臓がん」の治療に光を射すと言っても過言ではない夢のような可能性を持っている “生きるための治療” と感じられます
病気で心が折れてしまいそうになった時 … 体力がある患者さんがトライできる治療法なのですね ♡
山王病院では「肝臓がん」「膵臓がん」「ナノナイフ治療」を行っているそうです

「ナノナイフ」の装置と原理は …
① 3,000ボルトの電流
② 2~6本の電極針
③ 300~1,500回の電流
④ 細胞に穴を開けて死滅させる
⑤ 臓器の構造は保たれる

手術方法は 全身麻酔をして 平均3本位の電極針を刺して3,000ボルトの高電圧で1万分の1秒の短時間のパレス電流を病状によって300~1,500回流して がんを壊死させます
血管を傷つけることなく死滅・縮小することができる治療法です
手術時間は 約2時間位かかりますが がんの部分のみにダメージをあたえるので正常な臓器の構造は保たれます(放射線治療は正常な細胞まで死滅させてしまいます)
開腹せず皮膚の上から超音波で観察しながら針を刺して行うため 出血や身体への負担が少ない低侵襲手術が可能です
入院期間は10日間(術後1週間位で退院できます)

現在 日本では2台の「ナノナイフ装置」が使われていますが 保険適用されていないので1回の治療費は手術と入院を含めて 自費診療で260~270万円位かかります
しかし朗報も … 来年には「肝臓がん」の治療が保険適用になる予定と伺いました

現在保険適用手術として認められている標準的な治療法は「肝臓がん」のラジオ派焼灼(しょうしゃく)療法(RFA)があります
超音波で観察しながら太さ1,5ミリほどの電極針をがんの中心に挿入しラジオ派という電流を通電させ 針の周囲に熱を通電させ 針の周囲に熱を発生させてがんを死滅させる方法です

参加されている方々は病気を抱えている方が多数いらっしゃいました

森安先生のお話される姿は 患者さんを助ける使命感とあたたかさが伝わってきます
きっと お人柄に勇気づけられて 一生懸命に治療に立ち向かうポジティブな患者さんがいらっしゃいますね
たとえ体が病気になってしまっても ずっと心の健康をわすれずにいることが大切です!

日々進歩していく治療 …
参加できて良かった … これからも学べるチャンスに参加させていただきたいと思います

みえかたにこだわる白内障手術

2017年9月12日[記事URL]

山王病院での「白内障手術」に関する説明会に参加しました

今回のお話は … アイセンターの 常廣 俊太郎先生による
『みえかたにこだわる白内障手術』
  ~ みえていても白内障手術?? ~

みえかたにこだわる白内障手術

先日 アイセンター(眼科)五十嵐 章史先生の「健康講座」に参加したばかりですが もっと詳しく知りたいと思い 先日配布されたレジメを持って知人と一緒に向かいました

「白内障手術」は多くの方が気軽に受けている耳馴染みある手術です
白内障は加齢により誰もにおこりますから深刻な病気ではありません
40代から少しずつ始まりますから他人ごとでもありません
いずれは自分も手術するかもしれません
その時になってあわてることがないよう 今から正しい判断ができるように学んでそなえたいと思います

毎日細かい楽譜を見ている私も ピアノやキーボードによって眼と譜面台との距離や高さが違うので不便を感じることがあります
楽譜と生徒さんの両方に眼を配ることの連続ですから 快適に仕事をするためにもとても大切なことです

先日の「健康講座」では若かった頃と同じようにすべてがよく見えるようにするには限界があることを知りました

大切なのは …「どのように見たいのか?」
術後の見え方の希望や 生活や習慣を考えて “単焦点眼内レンズ” を選びます
具体的には …
① 遠くにピントを合わせる(手が届く範囲より向こう)
 眼鏡なしで見えるものが
 ・ 景色
 ・ テレビ
 ・ 壁のカレンダー
 ・ 運転

② 近くにピントを合わせる(手が届く範囲)
 眼鏡なしで見えるものが
 ・ 新聞(本)
 ・ パソコン
 ・ 手芸
 ・ お化粧
このふたつを考えて眼内レンズ(レーシック)を選びます

先生は 手術することによりよく見えるようになります
なので「ハッピー手術」とお話されました
なるほど … その通りですね

生活スタイル(生活習慣)は自分が一番よく知っていますから 手術方法は自分の希望を先生に伝えて決められるのが一番良いですね
本人が判断ができれば術後の見え方がイメージ通りになりますから満足度も高いはずです

加齢による体の変化と上手にお付き合いしながら ずっと健康な体と気持ちで暮らしたい!
楽譜を見ながら歌えるって幸せです ♡ ♡ ♡

これからも『すてきに年齢(とし)を重ねましょう!』を合言葉に 大切に時間を重ねて参ります (^^)

下肢動脈瘤のお話

2017年9月7日[記事URL]

『さんのう健康講座』に参加しました

山王病院・山王メディカルセンターの 宮田哲郎先生のお話は
「下肢動脈瘤のお話」 ~ 痛みの少ないレーザー治療 ~

さんのう健康講座 下肢動脈瘤のお話

一生 “健脚” で生活するために 病気の特長と最新の情報を伺いたいと思って参加しました (^^)

さんのう健康講座 下肢動脈瘤のお話②

まず 「脚」について …
私達は「足」と書くことが多いですが病院では …
足 = 足首から先
脚 = 腿の部分も含めた範囲

「下肢静脈瘤」とは何?
静脈には逆流防止弁(静脈弁)がついていて 血液が正常に流れるようにうまくコントロールしていますが 弁不全(破損)してしまうと血液が「うっ滞」して逆流し 血管が拡張や伸展(蛇行)して 静脈瘤形成されてしまいます

下肢静脈瘤の種類は
・ 蜘蛛の巣状静脈瘤 … 皮内(皮膚の中)細静脈の拡張で紫紅色
・ 網目状静脈瘤 … 皮下小静脈の拡張で 膝の裏によくみられ 比較的鮮明な青色
・ 側枝型静脈瘤 … 末梢分枝のの静脈拡張で しばしば孤立してみられる
・ 伏在静脈瘤(ふくざいじょうみゃくりゅう) … 大伏在静脈 または小伏在静脈の本幹およびその主要分岐の静脈拡張
(上から順に下にいくほど重症です)

下肢静脈瘤の症状は 静脈が「うっ滞」することにより
・血管が浮き出て見える(見た目が気になりスカートがはけない)
・足がだるい・痛い・重い(バールをつけて歩いているよう)
・足の浮腫み(朝より夕方に強い)
・夜間のこむら返り
・皮膚症状(色素沈着・湿疹・潰瘍)
・出血

とても不快な症状ですが 重症化しても下肢を切断することはなく 死亡することもないそうです

下肢静脈瘤になる危険因子は …
・女性に多く(男性:女性 = 1:3)妊娠や出産を契機に発症することが多い
・調理師・美容師・教師・看護師などの長時間立ち仕事をする職業(立っていても歩き回っている人は少ない)等
・遺伝も75%関与しているとも言われています

静脈瘤治療の基本は 「鬱血を防ぐ方法」として「弾性ストッキング」で脚を圧迫しますが 根本的治療ではありません(着用するのに高齢者など力が弱い人は着脱が大変なことも問題です)

気になったら早めに専門医に診ていただくのが良いですね
「痛みの少ないレーザー治療」の具体的な方法も教えて頂きましたが 術後の傷も残りませんから 女性はスカートをはくこともできるようになります
外見を気にすることなく生活できるようになれば笑顔で気持ちよく健康な心と体で過ごせます (^^)
早めに受診して適切な治療をすれば「生活の質(QOL)」を大きく回復することが可能な病気です

効果的な予防は “脚の筋肉を作ること”
つまり “筋肉のポンプを作ること” です

その為には適当に運動したり歩くことが本当に大切と … 心から思いました

「人間は血管と脚から老いる」
誰もが耳にしたことがあると思います

「いつまでも自分らしく健康な体と気持ちでいたい!」
こだわり続けることが元気に過ごす秘訣です (^^)v

屈折異常とその矯正法について 「近視?乱視?老視?とは」

2017年8月8日[記事URL]

『さんのう健康講座』 に参加しました

今回は 山王病院アイセンター(眼科)の五十嵐 章史先生が
『屈折異常とその矯正法について』というタイトルで最新のお話をしてくださいました

さんのう健康講座 屈折異常

加齢による視力の衰えは どんな人にも起こることですが 私は生まれてからずっと健康な眼で過ごしてきましたので 眼科とはあまり縁がありません

日常生活にメガネが必要な年齢が訪れた頃より “眼の病気” についても少しずつ考える時間を持つようになりました

今までもたくさんの健康講座に参加しましたが 「眼科」のお話を伺うのは始めてです

『屈折異常とは?』ピントが合わないで ぼやける状態のこと …
「近視」「乱視」「老視」などを示す言葉です

たくさんのお話を聞かせていただきましたが 今日は「老眼」について学んできたことの中からピックアップしてお伝えいたします

超高齢社会ですから 「老眼」(老視)の方の人数も増えています

「老眼」とは?
加齢によって眼の弾力・調整力がなくなる …
つまり 水晶体が加齢等により硬くなるため物体に焦点を合わせられない状態です
* 近視や遠視 乱視を合併していることも多いそうです

私達は 日頃より眼鏡やコンタクトレンズを使用して生活しています

また 誰でも少しずつ「白内障」になり 症状は時間と共に進んでいきます
「白内障」は病気というより 自然な老化現象です

「白内障」の症状は …
・ かすんで見える
・ まぶしくなる
・ 暗くなると見えにくくなる
・ 一時的に近くが見やすくなる
・ 二重・三重に見える

一般には 眼鏡・コンタクトレンズ・屈折矯正手術(レーシック)などの方法で 日常生活をできるだけ快適に過ごせるようにしますが 最近の高度先進医療 ICL による治療方法も詳しく聞かせていただけました

実際に色々な種類の手術の映像も見せていただきながら 治療法のメリットやデメリットを知ることができました
(私からのアドバイス … 今回伺ったお話だけで 私自身チョイスする方法をすぐには決めかねますので もっと具体的に知りたいと思う方は眼科を受診されるのが一番良い方法と思います)
生活スタイルをよく考え また費用も様々ですから 今回はこれ以上は書くことを控えます

時代と共により良い “眼内レンズ” も開発されているとのこと … 先を明るく感じられますし とても興味があります
この時代に生かされていることは とっても幸せですね

一生使い続ける 大切な眼 …
他にも「緑内障」など怖い病気もありますね

今後も勉強したいと思います

少しでも長く健康な眼で過ごせるように努めることが大切ですね
その為にも パソコンやスマートフォンをし過ぎて眼を酷使しないようにしなくては …

また … 経験豊かで何でも相談できるお医者様にお世話になりたいと強く感じています

胃もたれ・胃痛のお話

2017年4月2日[記事URL]

久しぶりに 山王病院の『さんのう健康講座』に参加しました

今回のテーマは
胃もたれ・胃痛のお話(機能性ディスペプシア)についてです

胃もたれ・胃痛のお話(さんのう健康講座)

聞きなれない病名ですが 現在の日本に この病気で苦しんでいる多くの方がいらっしゃる その数字が20%を越えていると伺い驚きました

いったいどんな病気なのでしょうか?

機能性ディスペプシア(FD:functional-dyspepsia)とは …
 Dys = できない pepsia = 消化  (消化できない症状)

FDの定義 ローマ基準は … 4つです
a. つらいと感じる食後のもたれ感
b. 早期飽満感 … 食事開始後すぐに食べ物で胃が一杯になるように感じて食べられなくなる感じ
c. 心窩部痛(しんかぶつう)… みぞおちの痛み
d. 心窩部灼熱感(しんかぶしゃくねつかん) … みぞおちの焼けるような感じ

FDの定義を聞いただけで つらそう … と感じました
慢性的に胃の痛みや胃もたれなどのつらい症状を持たれている方は身近にいらっしゃいますね

この病気は 胃に「潰瘍」や「がん」等が有るのではないかと疑うような胃の不快症状
例えば 胃もたれや胃の痛みがあるのに さまざまな検査をしても症状の原因になりそうな病変が見つからない
胃カメラ(内視鏡)検査などを行っても異常がないのに 毎日つらい症状に悩まされているそうです
胃の不快症状は生活の質(QOL)を低下させて生活に支障をきたすこともあるでしょう
これでは不安や心配が大きくなってしまいますね

ストレス社会においては増加する傾向にあるそうですから 誰もが病気になる可能性がある身近な病気です

今までは「慢性胃炎」「神経性胃炎」「胃下垂」「胃アトニー」「胃けいれん」と呼ばれていました
ピロリ菌の検査をしても問題がないそうです

しかし 2013年3月に 機能性ディスペプシアの保険診療名が承認されました
アコチアミド(アコファイド)という新薬が発売されたことにより 消化器機能が改善の治療ができるようになったそうです
ストレスからの胃痛や過敏性症候群をかかえている人達に朗報です!
治療法が見つかって本当に良かったです!(やっと安心して治療できるようになりましたね)

残念なこととして … 病気の概念の定着と治療について まだ一般のお医者様の間には広く知られていないそうです

先ずは自らの体の声に気づくことが大切ですね
そして健康維持&増進を心がけて生活するように心がけたいと強く感じました

もし長期にわたりこのような胃腸の不快症状が続いていたら専門医の扉をたたくことが その後の人生に大きく良い影響をあたえるかもしれません

今回の健康講座に参加して 具体的な資料を見せて頂けたことが大きな収穫です
すばらしいお話をありがとうございました

がんで死なないために

2016年4月17日[記事URL]

久しぶりにセミナーに出かけました

会場は浦安市民プラザ WAVE101 大ホールです

今回のテーマは …
“がんについて考えてみませんか?”
  「がんで死なないために」

がん研究会有明病院のメディカルディレクター
名誉院長の 武藤 徹一郎先生(元がん研有明病院院長)の講演です

武藤先生講演

とてもインパクトのあるテーマですね …

「がん」のお話を聴くのですから とうぜん患者さんも多いはずです
会場は硬い空気なのかしら? と思っていましたがアットホームな雰囲気につつまれていました
きっと 武藤 徹一郎先生の お人柄が影響しているのですね

2人に1人の割合でかかる病ですから 恐ろしいと言って避けるのではなく
知識を学びそなえることが とっても大切ですね
それが いざという時に必ず役に立つはずです!
(敵が少ないうちに しっかりとやっつければ その後も健康に生活できます!)

高齢者が増えたため「がん」も増えているのですね(年齢別のデータが示しています)
定年をむかえる頃になったら 特に検診をすることが大切です!

がん予防のお話を中心に進みました
・検診を受けることを積極的に考える
・喫煙はしない
・バランスの良い食事を摂る(毎日変化のある食生活をする)
・塩辛いものは少なめに(塩分摂取量は1日6g)
・カビの生えたものに注意する
・お酒を飲みすぎない
・適度なスポーツの習慣を身につける(散歩でも良い)

特に「たばこは毒の缶詰」
肺がん 咽頭がん 喉頭がん になる確率は たばこを吸わない人と比べると
はっきりとデータに示されています
禁煙することが最も重要です!

喫煙者のがんによる死亡リスク(非喫煙者を1とした場合)
 男性 喉頭がん   32.5倍  女性 喉頭がん 3.29倍
    肺がん    4.45倍     肺がん  2.34倍
    口腔/咽頭がん 3.00倍     膀胱がん 2.29倍
    食道がん   2.24倍     食道がん 1.75倍
    全部位のがん 1.65倍     肝臓がん 1.66倍
    膵臓がん   1.56倍     子宮頸がん1.57倍

上位を示したデータを見ただけでも たばこの害は一目瞭然です
      
たばこの煙(副流煙)は声に悪影響なので 歌い手の私は ふだんからとても敏感になっています
例えば電車の中で 後から隣に座った人のたばこ臭も とっても気になります

気をつけていても 発症するかもしれない恐ろしい病気です(がんにならない方法はありません)

税金を払って がん という恐ろしい病気の危険因子を増やしている人の気持ちが理解できません

最近は 早期発見することで 治る がん も増えました

まずは 予防の意識を持ちながら 検診を積極的に受けながら がんのリスクをできるだけ低く抑えることを目標にしたいですね

「健康な生活は 全ての人に保障された権利です」
若いうちから生活習慣を見直し
壮年からは がん検診することが大切 とお話いただきました

信頼して相談できる かかりつけ医がいると 精神的にも安心できて
ポジティブな生活(心も体も自立して健康維持しながら)自分らしい一生を過ごせますね

あっという間に過ぎた90分でした

次回の 講演予定も計画されているそうです

自宅からは ちょっと遠い会場でしたが参加できて良かったと感じています

健康管理の意識を深め 加齢に伴う様々な体の声に耳を傾けながら過ごし
『自立寿命』をのばして にこやかな毎日を過ごしたいと思っています(^^)/

「自分らしい人生を過ごしたい!」とこだわり 健康な体づくりを心がけたいものですね

(注:自立寿命とは … 介護を受けずに自立して生活を営むことを願って 私が話している言葉です)

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